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DIS、指導テキスト「はじめてのプログラミング授業実践」を無償で提供

2018/05/28 15:37

 ダイワボウ情報システム(DIS、野上義博社長)は5月25日、小学校でのプログラミング教育/コンピュータ教育の推進を目的に、プログラミング指導テキスト「はじめてのプログラミング授業実践」を制作し、全国の自治体、教育委員会、小学校向けに無償で提供すると発表した。

 2020年度から実施される新小学校学習指導要領でのプログラミング教育の必修化を踏まえ、先進的な自治体や学校でプログラミングや研究が行われている。また、文部科学省から「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」(18年3月)が公表されるなど、プログラミング教育普及に向けたさまざまな準備が進んでいる。しかし、いまだ多くの自治体や学校では、プログラミング教育を実施するためのハードルは高く、全教員がプログラミング演習に取り組むための効果的な教員研修や、指導者向けのテキスト、教材が求められている。

 今回DISでは、全国の小学校でパソコンを利活用したプログラミング教育や演習をさらに推進することを目的に、インテルの協力の下、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガルテン・グループが開発したブロック型プログラム言語「Scratch」を用いたプログラミング演習の指導テキストとして、はじめてのプログラミング授業実践を教員向けに企画・制作し、DISの文教向けサイトからの申込受付を開始した。

 このテキストは、始めてプログラミング授業を実践する教員が、パソコンやタブレット上で「Scratch」の基礎知識や基本操作方法を習得しながら、Scratchを児童の思考ツールとして活用する考え方が学べる。また、テキストには、新学習指導要領に例示されている小学校5年生算数の正多角形図形の描画プログラムの作成や指導のポイントを押さえた解説までを網羅しており、今後多くの自治体教育委員会や学校でプログラミング教育の研修などでテキストとして活用できる内容となっている。
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外部リンク

ダイワボウ情報システム=http://www.pc-daiwabo.co.jp

「DIS教育ICT総合サイト」=https://sip.dis-ex.jp/