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ジョイフル本田がデジタルサイネージ本格化、アイティフォーの「アロービジョン」導入

2020/03/24 14:26

 アイティフォー(佐藤恒徳社長)は3月23日、茨城県・千葉県など関東エリアに15店舗の大規模ホームセンターを展開するジョイフル本田(細谷武俊社長)から量販店向けデジタルサイネージ配信サービス「アロービジョン(Arrow Vision)」を受注したと発表した。今回のサービス導入は、ジョイフル本田が目指す「個店経営×標準化」への施策の一環であり、モデル店である2店舗で4月から本格稼働の予定。その後、全店舗への展開を図る。

Arrow Vision

 ジョイフル本田は、“新生ジョイフル本田”の経営方針の重要施策の一つとして、「個店経営×標準化」の具現化を目指している。そのモデル店として指定されたのが、大型店ではニューポートひたちなか店(茨城県ひたちなか市)、中型店では八千代店(千葉県八千代市)の2店舗で、現在、大規模改装を実施している。

 従来、同社では製品やイベントのPRをポスターを定期的に張り替えることで実施してきた。一方、同社の店舗は広大な敷地面積を有しており、例えばニューポートひたちなか店は東京ドーム5.1個分の広さとなっている。そこで同社は、モデル店である2店舗の改装を機にサイネージの導入を決定。店舗の入り口やレジ周り、人気商品売り場など人目のつくところに商品やイベント情報などを50-60インチの大型モニターでのサイネージを活用することになった。

 アロービジョンは、オンラインでコンテンツ更新やスケジュール調整が可能なため、本部で一括管理することができる。自社でのコンテンツ制作や運用が可能で、業者に都度依頼する必要もない。また、通常サイネージサービスは1台あたりの価格設定が多く、台数を増加するごとに月々の運用費負担が増加するが、「アロービジョン」は1店舗あたりの価格設定のため、とくにジョイフル本田のように広大な店舗の場合、コストメリットがさらに高くなる。

 アロービジョンを導入することで、従来のポスターにかかる制作費や張り替え作業を軽減でき、コスト削減や業務効率化を図ることができる。また、日や時間ごとにコンテンツの入れ替えができるため、戦略的でタイムリーな販売広告やイベント告知が可能となり、売り上げアップが見込まれる。さらに、メーカーなどに対して製品のCM動画の配信場所としてサイネージを提供することで契約料も期待できる。

 ジョイフル本田は、すでにアイティフォーが提供する店舗BGM&CM配信サービス「アローサウンズ(Arrow Sounds)」と、レジ応援や専門スタッフ呼び出しサービス「アロースタッフコール(Arrow StaffCall)」を全店舗に導入しており、今回はこれに続いての採用となる。
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外部リンク

アイティフォー=https://www.itfor.co.jp/

ジョイフル本田=http://www.joyfulhonda.com/

「アロービジョン(Arrow Vision)」=https://www.itfor.co.jp/sol_arrowsounds/arrowvision.html