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NEC、カメラ画像からソーシャルディスタンスをリアルタイム判定

2020/06/15 15:41

 NECは6月11日、駅や空港といった公共施設や店舗などの人が集まる場で、人と人が十分な距離を保てているかを判定して可視化するソーシャルディスタンシング判定技術を開発したと発表した。

カメラ画像から2mのソーシャルディスタンスの状況をリアルタイムで判定

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、人と人との距離を保つソーシャルディスタンシングが大きな課題となっている。NECでは、この課題に対してこれまで培ってきた映像解析技術を応用し、カメラ映像からソーシャルディスタンシングを判定する技術を開発した。

 今回開発した技術を用いることで、施設に設置されている既設カメラの映像にすぐに適用し、多様な密集の状況を常時解析して、個人を特定しないかたちでソーシャルディスタンシングがどの程度確保できているかという安全の度合いをリアルタイムで数値化できる。

 ソーシャルディスタンシングの解析結果をデジタルサイネージなどで表示することにより、公共施設、商業施設、商店街、オフィスビルなどさまざまな施設の利用者に、ソーシャルディスタンシングを確保し、密集回避を促すソリューションを実現できる。

 NECでは今後、映像解析技術などを組み合わせたソリューションの社会実装を目指す。
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外部リンク

NEC=http://jpn.nec.com/