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新型肺炎の対策に、縁通が中国の日本人駐在員向け国際通信サービスを提供

2020/02/14 06:00

 縁通(沈高平代表取締役)は2月13日、中国に進出している日系企業の日本人駐在員の自宅(中国/日本)から中国国内のオフィスへのL2/L3接続サービス「China Office Connect」の提供を開始したと発表した。

 中国で発生し内外へ拡散し続けている新型肺炎が人の集まり、移動、交流に多大な影響を与えているが、日系企業のビジネスにも大きなインパクトを与える可能性が高くなってきている。縁通では、日系企業のビジネスを応援するため、自社が得意とする中国国内、中国-日本間をまたぐ商用インターネットサービスをベースに、新たな国際通信サービスChina Office Connectをリリースする。

 現在、中国に拠点をもつ日系企業の駐在員は、日本への一時退避や中国国内での自宅待機を強いられており、中国のオフィス内で働くことには制限を受ける状況がしばらく続くのではないかという懸念が高まっている。今回リリースするChina Office Connectを利用することで、中国国内の自宅または日本にいながら、あたかも中国オフィス内の端末を使って仕事ができる、つまり社内ネットワークをそのまま利用しているかのようなリモートアクセス環境(L2接続)を、「簡単に」「すぐに」「安価に」実現する。

 China Office Connectのサービスは、接続元(例えば、自宅)と接続先(オフィス)のいずれも既存のインターネット接続環境があれば、同社の専用ルータを接続するだけですぐに利用を開始できる。具体的には、中国オフィスのネットワークにIX-Router mini(縁通が提供する小型専用ルータ)を1台設置しインターネットに接続する。そして外出先や自宅からは、もう1台のIX-Router miniをインターネットに接続することで、中国オフィス内のシステムへのアクセスが可能となる。

 最小構成価格は、専用小型ルータ2台構成で、中国国内から中国オフィスへの接続が月額1万5000円から、日本国内から中国オフィスへの接続が月額2万9800円から。初期費用はいずれも1万円から。
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外部リンク

縁通=https://entsu.com/