今、日本では「サプリメント」がひとつのトレンドになっている。本来は英語で「補給」という意味だが、日本では一般的に日々の食生活で不足するビタミンやミネラルを補う栄養補助食品をさす。

 ここ数年、国内需要は右肩上がりで伸びており、食品、医薬品、化粧品大手メーカーの新規参入も多い。全国にサプリメント専門ショップが増えているほか、最近ではドラッグストアやコンビニでもサプリメントコーナーがかなり大きなスペースを占めるようになった。

 市場に並ぶサプリを目的別に見ると、貧血や疲労感、肩こりなど、体の悩みをもつ人のための医療品的なものから、美肌や痩身など美容目的のもの、はたまたストレス解消、リラクゼーションといった心理的なケアのためのものなど、バラエティ豊富だ。サプリ人気は、足りないものを補うという本来の目的より、「なんとなく何か満たされていない」感覚を常にもっている現代人特有の飢餓感のあらわれだと感じる。

 なかでも最近は、女性をターゲットにした美容目的の商品が急増しているようだ。それらの商品の謳い文句は、美白、ニキビケア、ハリ・うるおい…と、化粧品並み。私自身も最近、スキンケア感覚で美肌サプリを飲み始めた。メーカーに踊らされてるなぁとは自覚しつつも、「体のなかからトータルケアでより美しく!」なんて言われてしまうと、飲まずにはおれない。

(アイスタイル取締役 アットコスメ主宰 山田メユミ http://www.cosme.net/)