大林組は、NECと共同で業界標準EDI「CI-NET LiteS(Ver2.0)」に準拠した電子契約システムを開発した。同社では、このシステムを社内に導入し、取り引きの業務効率化とコスト削減を図る狙いだ。

 電子契約システムは、紙ベースで行っていた購買見積業務や設備見積、建築見積、注文、注文請けなどを電子化するもので、NECのEDIツール「C-TRADE」を採用した。

 だが、考えてみれば、標準EDIのパッケージソフト導入企業やASPサービス加入企業がいなければ意味がない。IT戦略企画室・杉山直室長は、「当標準EDI対応のパッケージソフトを導入した企業は、現在のところ、ほとんどいないに等しい」と話していた。ASPサービスは、今年8月に開始の予定で、建設業向けのECサイトを提供するコンストラクション・イーシー・ドットコムが運用する。

 杉山室長は、「初年度で約1000社の企業が電子契約システムを利用し、5000-6000件の契約件数が電子化になる」と見込む。

 大林組としては、パッケージを販売するメーカー、コンストラクション・イーシー・ドットコムが顧客企業をどれだけ開拓することができるか――。建設業のIT化に向け大いなる期待を寄せている。