北斗七星

北斗七星 2002年7月1日付 Vol.947

2002/07/01 15:38

週刊BCN 2002年07月01日vol.947掲載

 

▼攻めて、攻めて、攻め続ける。FIFAワールドカップ2002での韓国チームの活躍は、スポーツの原点である“攻める姿勢を失わないこと”をあらためて私たちに示してくれた。確かに守りは大切、時には慎重な姿勢が必要かもしれない。しかし、勝ち残るため、成功するためには、攻め続けること。これなくしては、何も手にいれることはできない。

▼イタリアやスペインなどワールドカップ常連国であるヨーロッパの強豪チームを前にして、決して臆することなく堂々と勝負を挑む。最後の最後まであきらめず、勝利を確信して攻め続ける。韓国チームが示した“ 闘う姿勢” に、世界中が感嘆し、賞賛した。

▼半導体不況、パソコン販売の不振。IT業界に勢いが見られなくなって久しい。今年のパソコン夏商戦も苦戦している。「今年の市況は回復しないのではないか」、「パソコンはもう主力商品ではない」、「別の新たな商材を模索すべき」。さまざまな意見を耳にする。そこにはあきらめムードが漂う。しかし、ちょっと待て。あきらめてどうする。攻めようではないか。攻めて、攻めて、攻め続ける。勝負を捨てない意志の強さを、私たちは目の当たりにしたではないか。

▼BCNは本号で全面リニューアルを行った。IT業界の“羅針盤”をめざし、攻め続ける業界関係者を応援する。タイムリーで正確かつ有益な情報を読者に提供していく。北斗子は想う。BCNはIT業界の“ピエルルイジ・コリーナ氏”になりたい。IT業界の“最優秀審判”に。
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