パソコンじたばた日記

<パソコンじたばた日記>第8回

2002/08/26 15:26

週刊BCN 2002年08月26日vol.954掲載

 パソコンというものは、一度病気癖がつくと、がっくり来てしまうものなのだろうか。私のやんちゃなコードレスパソコンは、まだ買って2年もたたないというのに、「大病」を患った。もともと無知な飼い主である私は、仕方なく救援隊に助けを求めたのだが、8時間あまりの手当の末、瀕死の状態からは立ち直ったものの、それからは、まるで堰を切ったように、どんどん「病弱」になってしまった。

 「とりあえず、常時バックアップをとっておくようにしましょう。どうせ、自分じゃマメになんか、しないんでしょうから」

 救援隊S氏の提言に従って、翌週、私のパソコンには外付けのハードディスクがくっついた。ところが、である。これがまた、やたらとうるさいのだ。バックアップをとらなきゃいけないのは分かっちゃいるが、スイッチを入れた途端に、とにかく書斎がうるさくてかなわなくなる。

 「また対策を考えますから」

 購入時から、もともと1日に何度もフリーズすることの多かったパソコンだけに、そのときはWindowsの再インストールもした上で、S氏は帰っていった。

 そうだ。多少のノイズなんかで文句は言っていられない。とにかく無事に起動してくれて、おとなしく、せっせと動いてくれていれば、他のことには目をつぶるべきかも知れない。無知な上に恐怖心だけ植え付けられた私は、ひたすら卑屈にパソコンのご機嫌をうかがい、毎朝ひやひやしながら、そっと、そおっとパソコンのスイッチを入れるようになった。

 それなのに、病弱に拍車がかかったパソコンは、毎日、確実に、少しずつ衰弱していくのである。スキャンディスクの時間がかかりすぎる。「標準」で行えば、1分とかからないはずなのに、1時間も、2時間も、その翌日には、ついに3時間もかかるのだ……。ああっ、また壊れようとしている!
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