旅-経営者の目線-

<旅-経営者の目線->23.ヨーロッパの旅 II-(5)モナコ・カンヌ・リヨン

2003/02/24 15:27

週刊BCN 2003年02月24日vol.979掲載

 ニースを拠点に3都市を回った。  モナコは小さいながら独立国、衛兵に守られた王宮に入る。グレース・ケリー王妃の清楚な容姿が目に浮かぶ。昔ジェノヴァが礎いた要塞跡地だけに岩石の高台で眺めが良い。新市街のモンテカルロは、カジノとF1グランプリで世界的に有名である。旅の思い出に宮殿のような豪華なカジノに入り、スロットに挑戦。妙についていて僅かの間にかなり儲け、『ここまできて稼ぐ』とみんなに冷やかされた。

 カンヌはニースと並ぶ世界的な観光地で国際映画祭が有名。エルバ島を脱出したナポレオンが上陸したところである。海辺の岩場にヌーディストが一人寝転んでいた。思わずワンショット。我が幸運に感謝する。

 早朝ニース駅発の急行でリヨンに向う。地中海に沿ってツーロン、マルセイユを通過し、大河ローヌ河沿いに北上して、昼リヨンに到着した。(このプロヴァンス地方とリヨンについては後日再記する)。ローヌ河とソーヌ河が合流する交通の要衝リヨンはマルセイユに次ぐフランス第3の都市で、ローマ時代にカイサルがガリア攻略の拠点として軍団の駐屯地にしたところ。古くから絹織物生産の中心地で、明治時代に多くの日本人がここで絹織物技術を学び産業近代化を果した。現在は航空機関連その他、先端企業も多いと聞いた。昼食後市内自由散策、ローヌ河舟運の盛況を見て、改めてこの地が要地であることを実感。

 16時50分、待望のフランスの誇るTGVに乗車する。車体は小ぶりで、車内に通路を挟んで1人席と2人席がある。山谷がなく、カーブもない田園地帯を一直線に高速で走る。(自慢の時速270キロは、最新の700系“のぞみ”と同じスピード)。乗心地は普通、これなら新幹線の方が上だと思った。19時46分、パリ東駅着。2度目の訪問だが、整然と立ち並ぶ歴史的な建物と、緑豊かな広い大通りが独特の美しい景観を呈していた。
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