薄型テレビはオリンピックの追い風を受けて大躍進。今年4-7月の薄型テレビ販売台数は液晶が前年同期比93%増、プラズマが同82%増と大きく伸びた。

 松下電器産業の牛丸俊三・常務役員パナソニックマーケティング本部長は、オリンピック商戦を振り返って、「過去の実績による予測を裏切らない結果だった」と満足そう。その勢いでこのほど年末商戦のコンセプトを発表した。

 「1枚の大きさにつつまれたい」をキャッチコピーに、大画面の雄大さをアピール。女優の小雪さん、CMソングにはヒーリングミュージックの定番、エンヤを起用した。知的で美しい小雪さんをエンヤの神秘的なメロディーが包み、まさに“癒し”をイメージしている。

 家族や友人とゆっくり過ごすためにリビングルームの快適性、インテリア性、デザイン性を追求する女性をターゲットにするなどコンセプトを一新。牛丸本部長は、「リビングの主役、テレビが家族の絆に貢献する」という。オリンピック観戦を盛り上げた薄型テレビ、次は一転、静かに癒しを掲げて迫ってくる。