今月初旬に開催されたデルと日本オラクルの協業強化に関する記者会見。デルと日本オラクルの両社から幹部が登壇し具体的内容が説明された。

 デル側からの出席者は、インテルで取締役を務めていた町田栄作氏。アドバンスト・システムズ・グループ本部長兼米デルコーポレートディレクターの肩書きで登場し、両社が組むことによるメリットを強調。インテル時代から新聞や雑誌への登場回数は多かっただけに、「取材慣れしている」様子が感じとれた。

 デルの社員として記者会見に出席するのは今回が最初で、町田氏も「デルとしては初めての会見なのでみなさんお手柔らかに」と冒頭に挨拶。前職を知る一部の記者を笑わせた。インテルのイメージが強いと記者から思われていることを意識したのだろう。

 ただ、それ以上に興味深かったのは町田氏が用意した数枚のプレゼンテーション資料。今回の協業内容は、デルが日本オラクルのパートナープログラム最上位になったことが最大の目玉。それにもかかわらず、資料にはデュアルコア、クアッドコアCPUの威力に対するスライドが1枚入っていた。まったく関係がないわけではないが、「必要ないのでは…」とも思える。

 「デルの町田」をアピールしながらも、無意識のうちにインテルのDNAが現れてしまうんだなと、密かに苦笑を禁じ得なかった。(鈎)