立ち話

日本アルカテル ・ルーセント 藤田聰社長

2007/04/23 19:47

週刊BCN 2007年04月23日vol.1184掲載

 日本アルカテルと日本ルーセント・テクノロジーが統合し、今年4月1日に「日本アルカテル・ルーセント」が誕生した。欧州市場でリーダーシップをとっている仏アルカテルと、北米で確固たる地位を築いている米ルーセント・テクノロジーの大型合併だけあって、ワールドワイドのネットワーク関連市場でトップをひた走る米シスコシステムズをしのぐのではないかとの声が聞こえてくる。実際、仏アルカテル・ルーセントはコンタクトセンターや光伝送インフラなどの分野でトップシェアを獲得している。

 世界最大規模のネットワーク関連機器メーカーとして再スタートを切ったため、日本でのポジションも注目が集まる。現段階では“リーディングカンパニー”とは呼べないものの、「日本でも強さを見せつける。近い将来、必ずワールドワイドと同程度の地位を確立する」と藤田聰社長。新会社の社長に就任する以前は、日本ルーセント・テクノロジーの社長を務めていた。NTTグループでグローバルビジネス関連事業に従事したという経歴も持つ。

 スケールアップし、生まれ変わった会社をどのように成長させるのか。今後の舵取りが気になるところだ。
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