立ち話

伊藤忠テクノソリューションズ 奥田陽一社長

2007/11/05 19:47

週刊BCN 2007年11月05日vol.1210掲載

 「来年度下期頃からNGN(次世代ネットワーク)案件が増える──」。情報通信事業者(キャリア)に強い伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の奥田陽一社長は、2007年度(08年3月期)中間決算説明会でNGNビジネスへの手応えを明かした。

 NTTグループが一足早くNGNへの投資を始めており、NECなど大手メーカーが相次いで受注を増やしている。CTCはKDDIなど大手キャリアの優良顧客を持っているものの、「NGNビジネスが本格的に立ち上がるのは来年度」と遅れ気味。高速無線通信のWiMAXの受注拡大も今後の重要課題だという。

 この中間期では情報通信分野の売上高が前年同期比で4%ほど減少。ハードウェアの単価下落が続くなかで、NGNやWiMAXなど新規ビジネスの獲得が急務になっている。
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