駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>消えぬ偽ブランド

2015/03/12 19:46

週刊BCN 2015年03月09日vol.1570掲載

 週末に上海市宝山区の「上海音像城」を訪れた。音響機器や電子機器の小規模店舗が密集した市場で、高級ブランドの時計やバッグの模造品を販売している店もある。安く手に入れられるとあって、多くのお客で賑わっていた。

 私の目にとまったのは、スマートフォンの模造品だった。手に取ったサムスン電子製品らしき品物には、「SAMSUNG」ではなく、「SVMSMVG」とロゴが刻印されている。品質はともかく、一応正常に動作するようで、「微博(Weibo)」などのアプリがインストールされていた。ちなみに、店員の言い値は3000元(5万7000円)。外国人の私をカモにしようと思ったのだろう、正規品よりも高い金額を請求してきた。なめられたものだ。だまされるものか。

上海市宝山区の上海音像城

「SAMSUNG」ならぬ「SVMSMVG」
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