デジタル変革のカギは「RPA」

 2017年11月発刊『RPAの威力』に続く第2作。普及のフェーズに入った「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の最新動向を解説するとともに、RPA導入で成果を得るためのポイントについて、導入企業の事例を交えながら紹介している。

 最近のRPAの動向に関して特筆すべきは、中堅・中小企業での導入が加速していることだ。背景には、クラウド型のサービスや安価な料金体系の製品が登場し、中小企業でも手軽にRPAを導入できる環境が整ってきたことがある。また、RPAを導入済みの企業においても、AI-OCRとRPAを連携させるなど、一歩進んだ活用法でさらなる業務の効率化を実現している企業が増えているという。

 本書は「当たり前のようにデジタルテクノロジーを活用して持続的に成長できる企業文化」を醸成することが、デジタル時代を勝ち抜く上で重要だと指摘。RPAを本格展開させた経験が、その礎になると説いている。(宙)
 


『RPAの真髄~先進企業に学ぶ成功の条件~』
安部慶喜、金弘潤一郎 著
日経BP社 刊(1800円+税)