▼慣れ親しんだ実家も、帰省の度に変化がある。今夏の帰省で驚かされたのは、案山子の進化だ。田舎の両親は自宅敷地内に小さな畑をつくり野菜を育てているが、カラスなどの鳥害に悩まされていた。そこで新兵器導入ということになったらしい。

▼件の“進化型案山子”は、釣り竿のようにしなる支柱に猛禽類を模したカイトを吊り下げたもの。カイト部分は猛禽類に近い形と大きさで、獰猛そうな面構えや厳つい翼、鋭い爪などもプリントしてある。驚いたのは、風が吹くと予想以上にリアルな動きをすることだ。低い位置から飛び立つような動きを見せたり、急降下したり、上空を旋回したり。人間も時々ビクッとしてしまうほどだ。

▼現在のところ、我が家では抜群の効果を発揮している。今夏は東北の日本海側を車でかなり走ったが、同種の進化型案山子をよく見かけたので流行しているのかもしれない。

▼賢いカラスのことだ。これもいずれは効かなくなるのだろう。そのときはドローン型案山子の出番か。進化型案山子は3000円台で買えるのも大きな強みなので、鳥を追い払う以上の付加価値と投資対効果があれば現実味が出てくるかも(霹)