パソコンショップの激安店「PCセレクト」と、中古ショップ「秋葉原電機」を運営するエスエスケー(木田佳明社長)は、法人向けビジネスを強化する。同社では、サイトビジネスにより、地方の電気店やシステム販社などから問い合わせがきており、徐々に法人顧客を獲得しているという。木田社長は、「仕入れ体制を強化し、卸事業を展開していく」と話す。サイトは、注文から購入までを一貫して行い、購入者に対して自動的に確認メールを配信する。購入の前に「見積り・問い合わせ」の項目で合計金額を算出することも可能だ。

法人顧客を取り込み 卸事業を本格化

 商品は、「ノートパソコン&PDA」、「VAIO」、「デスクトップ」、「デジカメ&ムービー」、「プリンタ&スキャナ」、「周辺機器」、「家電」、「その他」、「特価品」の9項目に分類、メーカー名や型番、価格などの入力で希望に見合う商品の検索も行える。1日のアクセス数は、3-4万ページビューで推移。新規顧客が大半を占めるという。コンシューマビジネスについては、中古販売で売上高を伸ばしていく。木田社長は、「中古販売は、リピーターが多い。消費者は、一度信頼を確保すれば、何度もサイトや実店舗に訪れる状況にある」と強調する。

 サイトは、今年6月に注文から購入までを一貫して行える仕組みにリニューアルした。「従来は、『中古は見てから購入したい』という消費者が多かったが、徐々にサイトで購入するケースも多くなってきている」としている。実店舗に関しては、「法人ビジネスとコンシューマビジネスを拡大していくための重要な位置付け。PCセレクトでは、祝祭日に新規顧客を獲得している。また、秋葉原電機では、新規顧客層から実店舗があるということで信頼を確保している」という。

 今年度(02年9月期)の売上高は前年度並みで推移している。だが、「来年度は、法人向けとコンシューマ向けの中古販売を拡大し、売り上げ増につなげる」と意気込む。サイトの商材については、ハードの商材に加え、「出張修理」などを専門に手がける企業とアライアンスを組むことで、「サポート」ビジネスの追加を検討する。(佐相彰彦)