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秋葉原でVistaの先行イベント 「AKIBAX」を5年ぶりに復活

2007/01/08 16:51

週刊BCN 2007年01月08日vol.1169掲載

 秋葉原電気街振興会は、12月22日-24日までの3日間、UDX AKIBA_SQUARE (アキバスクエア)において、「AKIBAX 2006 powered by Windows Vista Ultimate」を開催した。

 オープニングセレモニーで挨拶に立った秋葉原電気街振興会の鈴木淳一副会長(九十九電機社長)は、「AKIBAXの復活にはVistaしかないと考えた。パワーユーザー、コアユーザー、アーリーアダプターが集まる秋葉原という場所から、Vistaを伝えていきたい」とイベントの意義を述べた。

 AKIBAXは、秋葉原電気街振興会が1997年から01年まで、電気街口駅前広場で開催していたイベント。PCやインターネットの最新技術に触れられる場として、パワーユーザーから高い関心を集めていたが、秋葉原駅前地区の再開発によって、開催場所の確保が難しくなり02年からは中止。今回のイベントは5年ぶりのものとなる。

 AKIBAX 2006は、Windows Vistaを発売前に体験できる場として用意。NECやインテル、AMDなど13社の出展に加え、マイクロソフトの特別協賛によって、プレローンチイベントに位置づけるとともに、Windows Vistaの最上位版である「Ultimate」の名を冠するなど、業界全体が参加して、Vista発売前の商戦活性化を狙ったものになった。

 また、個人のマニア層、パワーユーザーを強く意識した展示内容としたのも特徴。 マイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長は、「AKIBAXには、多くのパートナーから、最新技術を活用した製品が出展されており、Vistaの感動を体験できるイベントになった。Vista発売前のパートナーからの反応もよく、期待の声も高まっている。大変よい手応えを感じている」とした。

 また、マイクロソフトのパーソナルシステム事業部長・五十嵐章執行役は、「年末商戦の買い控えを最小化することと、1月の発売に向けた準備を徹底することに力を注いできた。すでに、全国2500人の店員に対する対面での教育も終了している。2007年は、Vistaによって、PCの環境が一変したといわれるような、業界の転換の1年を目指したい」と抱負を語った。
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