アライドテレシス(大嶋章禎社長)は、子会社だったコレガを事業部として統合した後の第一弾となる個人向け製品を投入した。アライドテレシスの法人向け技術を生かした無線LANルータだ。ギガビットイーサネットに対応することで、大容量データ通信に適した製品に仕上げた。

 このほど発売した無線LANルータの「CG-WLR300」シリーズは、無線LAN規格「Draft11n/a/g/b」を採用。ギガビットイーサネットに対応したことで、大容量データを配信するためのルータとして、個人市場で拡販する。デジタル家電への接続も視野に入れている。あまり使われていないことから電波障害が少ないといわれる周波数5GHz帯の採用も特徴だ。コレガ製品のマーケティングを担当する上野哲史氏は、「(アライドテレシスへの統合後)第一弾の製品として、競合他社に負けない最強モデルを市場に投入できた」と自信をみせる。

 今回の製品は、アライドテレシスの技術力を生かしていることが最大の強みだ。法人向け製品のノウハウを個人向け製品にも活用していることから、「信頼性の高い製品として仕上げている」。最近では、1家庭あたり無線LANにつなぐ端末の台数は2~4台といわれていることからも、「確実につながる製品としてアピールしていく」としている。

 こうした製品を投入するのは、「無線LAN市場は過渡期を迎えている」との判断で、他社との差別化策を講じたことに加えて「近い将来、主流となるホームネットワークに対応したビジネスを手がけていく」ためだ。個人向け無線LAN市場の活性化を図ることで、成長路線を敷く。サポート面では、キューアンドエーとの協業で出張サービスも進めている。(佐相彰彦)