店頭流通

DXアンテナ 地デジ関連製品の販売強化 価格戦略と商品力増強で法人も狙う

2010/04/08 18:45

週刊BCN 2010年04月05日vol.1328掲載

 DXアンテナ(米山實社長)は、4月に発売する予定の液晶テレビ新製品と、3月に発売したVHSビデオ搭載のBDレコーダー「DXBW320」、アナログテレビで地デジが見られる外付けチューナーなど、デジタル製品の販売を強化する。製品は、現在、家電量販店やGMS、ホームセンターなど3200店で販売しているが、今後、これを5000店に引き上げる。「薄型テレビ需要が一巡すると、次はレコーダー需要が本格化する」(米山社長)とみて、地デジ関連製品の拡販を加速する方針だ。

米山實社長
 今年度(2011年2月期)中に、液晶テレビの既存サイズ19V、22V、32V型に、26V型と40V型を追加。バリエーションを広げるとともに、新製品にはSDカードスロットを搭載し、JPEG画像の再生ができるようにする。また、同社として初めてアクトビラにも対応。価格競争力だけでなく商品力の強化を図り、販売拡大につなげていく。新製品は、新エコポイント基準も満たしている。

 アピールの一環として、同社がサポートしているプロボクサーの長谷川穂積氏を起用したPOPを作成。店頭展示に使ってもらえるよう、販売店に働きかけていく。

 液晶テレビは、一般消費者向けの店頭販売だけでなく、ホテルや病院、学校など、法人販売にも力を入れていく。例えば、新製品に搭載するSDカードスロットを使って、専用SDカードでホテルモードが一括設定できるようにして、付加価値と利便性を高めた。(田沢理恵)

長谷川穂積氏を起用したPOPでアピール
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