ソニー(ハワード・ストリンガー会長兼社長CEO)はコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot(サイバーショット)」で、女性にターゲットを絞った初めてのモデル「DSC-W350D」を発売した。独特の模様とラインストーンを使ったデザインが特徴。20代の女性を中心ターゲットにする。コンパクトデジカメユーザーは、比較的年齢の高い男性ユーザーが大半で若年女性層の比率が低いと分析しており、新製品で若い女性を開拓していく考えだ。

20代女性の需要を喚起

ソニーマーケティング 森愛氏
 「DSC-W350D」は、「ジュエルピンク」と「プレシャスホワイト」の2色展開。「ジュエルピンク」はボディカラーに淡いピンク色を使い、ボタニカルパターン(唐草模様)とラインストーンを施し、「プレシャスホワイト」は白を基調にドットパターンとラインストーンを組み合わせたデザインを採用した。2機種とも、レンズリング裏面のミラー処理で輝きや透明感を演出した。「ターゲット層のの女性が毎日使うファションアイテムのようなカメラにすることで、需要を喚起する」と、ソニーマーケティング デジタルイメージグマーケティング部パーソナルイメージングMK課の森愛氏は説明する。開発陣は女性だけで固め、「女性のための一台」に仕上げている。

DSC-W350D

 専用のカメラケースも開発。店頭では「必ずカメラとケースのセットで展示する」(森氏)ことでデザインの高さやカメラのもつ世界観をアピールし、セット売りにつなげる。専用ディスプレイ台も「画素数などのスペックは小さく表示して、デザインを前面に出すようにした」(森氏)。

カメラとケースのデザインを訴求する展示台

 販路はカメラ系量販店が中心。当初は都市型店だけでの展開を予定していたが、「商談での反応が非常に良かった」(森氏)ことから、郊外型の家電量販店など、当初計画の2倍に店舗を拡大した。量販店は、男性から女性へのプレゼント用途も期待できるとみているそうで、ソニーではギフト需要も見込んでいる。(米山淳)