米国アマゾンで販売 15年度の売上高は2倍以上に

大田義実

1952年生まれ、東京都出身。76年に一橋大学卒業後、ニチメンに入社。2004年に双日の常務執行役員、05年に中国総代表。10年にサンテレホンの社長、14年にミヤコ化学の社長を経て15年6月からVAIOの社長に就任。
 VAIOは、年内にも米国アマゾンで「VAIO Z Canvas」の販売を開始する。BCNランキングの取材に大田義実社長が明らかにした。米国アマゾンにVAIOの仮想店舗を出店する形で販売する。同社の2016年5月期の売上高については、前年度比で2倍以上になる見通しを示し、「スマートフォンやタブレット端末も出していこうと考えている」と国内モデルのラインアップを増やしていく方針を語った。

 昨年7月にソニーのPC事業を引き継ぐ形で独立したVAIO。今年6月に社長に就任した大田氏は、8月の就任会見で海外参入の第一弾として米国とブラジルで販売することを発表した。

 米国では10月5日から、販売パートナー契約を結んでいるトランスコスモスの米国子会社transcosmos America Inc.のECサイトやマイクロソフトのEC、リアルストアなどを通じて販売を開始する。米国はクリエイターが多いことから、機種はタブレット端末の「VAIO Z Canvas」に絞る。米国アマゾンでの販売も同じだ。

 大田社長は「(米国アマゾンで)どのくらいの規模で売れるのか知るため」と語り、すでに日本国内と米国での販売台数は1:1の割合で売れると予想している。いたずらにモデル数を増やすのではなく、「VAIO Z Canvas」に絞った当初の販売戦略が早くも成果に現れているようだ。 (BCNランキング 細田立圭志)