勇気が必要だった判断

 「宵の明星」の意味を社名に込めて2011年に設立したVESPERを、18年にTableCheckに社名変更した。自社が提供する飲食店向け予約・顧客管理システムのサービス名を由来とし、「世界で展開するには、誰が聞いてもわかる社名にしたい」との思いがあったからだ。

 現在、日本を含む26カ国・地域の約7300店舗に飲食店向け予約・顧客管理システム「TableCheck」を提供しているが、上場を目指して順調に経営を進めている中、新型コロナ禍が飲食業界を直撃した。

 取引先は増えているものの、予約件数は大きく減らした。「これまで見たこともないような数値」を目の当たりにし、一時は人員整理の議論も含めて苦しい状況が続いたが、「全員で乗り越えたい」と社員に伝えた。