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激化する次世代メディアの規格争い 再生で巻き返すHD DVD陣営

2004/09/13 15:00

週刊BCN 2004年09月13日vol.1055掲載

 次世代大容量ディスクを巡る争いがいよいよ本格化し始めた。すでに、ソニー、松下電器産業からレコーダーが投入されている「Blu-Ray(ブルーレイ)」陣営に対し、やや動きが遅れていた感があった「HD DVD」陣営が、ここにきて急速に動きを活発化。HD DVDの書き換え用であるリライタブル規格が、9月にはDVDフォーラムで承認提案が行われるほか、メディアプレスメーカーのメモリーテックによるメディア量産体制の確立、三洋電機の陣営参加の発表など、体制整備が加速している。録画利用を前面に打ち出し先行したブルーレイ陣営と一線を画すように、再生利用を基本戦略に据えるHD DVD陣営との差が、熾烈な争いの前哨戦にどう影響するのだろうか。(大河原克行(フリージャーナリスト)●取材/文)

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