2006年の国内IT・流通業界は、「曇り/ところにより晴れ」──BCNがIT・流通業界44社の経営トップに06年の景気動向を天気図にたとえて聞いたところ、今年の空模様がこう浮かび上がった。昨年は、景気回復やセキュリティ特需もあって、企業のIT投資が活発化。逆に今年は、この好景気をさらに上昇させる強調材料が特になく、前半は薄日が差すような「曇り」との判断だ。国内の産業界は昨年、「勝ち組/負け組」が顕在化した。環境は好転してきたが、収益の向上とソリューション型事業への転換という業界全体の課題は、いぜんとして残されたままだ。雲間にのぞく青空を広げるためには、デフレ圧力に屈しない競争力の構築が求められる。