「テレビのコマーシャルを見てください。消費者金融や保険会社が盛んに繰り返しているユーザーサービスの風景は、みんな人間が出てくるコールセンターばかり。逆にIT業界では、人の手を介さずに提供できるサービスがあると主張している。両方のよいところを併せ持つ、新しいサービスが必ず出てくるはず」
企業をサポートするための市場調査や顧客データの分析・運用・管理、ウェブ制作などを行うアエルプランニングの甲田展子社長は、サービスビジネスの今後についてこう分析する。
そして、サービスビジネスは同社が飛躍するジャンピングボードになる可能性があると見ている。
「今、あらゆる企業がサービスビジネスを目指しているが、大手企業が指向するものとは異なる形態のサービスビジネスを行うチャンスがあるのではないか。それを推進していくことで、当社のビジネスも大きく飛躍する可能性がある」
果たして、同社を大きく飛躍させる新しいサービスとはどんなものなのか。
「今の顧客は当たり前のカスタマーサティスファクションでは満足してくれない。驚きを与えなければ、満足度は低くなるという話を聞いて、驚きを与えることができるサービスとはどんなものなのか、今、仕込みの最中です」
プロフィール
甲田 展子
(こうだ のぶこ)1960年、長崎県生まれ。82年、キユーピーに入社。その後、NECのセールスエンジニア、ソフトメーカーのマーケティング・企画職を経る。92年、有限会社アエルプランニングを設立、代表取締役となる。96年、株式会社化。インターネットビジネスを早期から予測し、それに取り組んだことで、現在のITアウトソーシング企業としての地位を確立。00年9月、中央区築地に移転。02年7月、ワニブックス出版の「女性企業家」30人の1人に取り上げられる。著書は、「超初心者のためのパソコン緊急呼び出し」(小学館)、「パソコン快楽クリニック最短・最速のパソコン」(メディアワークス)。