2年前までは、エスシーシー(SCC)の関連教育機関である北海道情報大学の学生だった。弱冠26歳。今年、英国で定められたセキュリティポリシー規格「BS7799」のスペシャリストに認定された。日本ではまだ数少ない存在だが、「日本のセキュリティは遅れている」との疑問が、興味を駆り立てた。
11月から始動したSCCの新規事業「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)無料診断サービス」のほか、セキュリティ関連のインフラ整備、診断、サービスなどを切り盛りする。「顧客の要求を満たすまで、納得できるサービスを提供し続けたい」。小学生の頃からパソコンを操り、「工業デザイナーになるのが夢」だった。だが、高校時代に挫折。大学では、ソフト開発におけるプログラム設計図の統一表記法「UML」を学んだ。「当時の夢は忘れた。今はセキュリティ対策を求める顧客の対応に没頭している」。
先日は、ある企業のセキュリティシステム構築で、一般的には6か月以上かかる作業を3か月で仕上げた。「品質を落とす訳にはいかなかった」寝る間も惜しまず作業をする。「日本のセキュリティシステムは、欧米の文化が強く、日本の企業文化に合っていない。セキュリティの“ジャパニーズ・スタンダード”を確立したい」早くも、次なる大目標が明確になってきた。
プロフィール
小林 義久
(こばやし よしひさ)1976年、札幌市生まれ。01年3月、北海道情報大学情報学科通信教育部および北海道情報専門学校を卒業。同年4月、SCCに入社。システム開発事業を行うI&C事業部インターネットセキュリティ部に配属。02年10月、「BS7799スペシャリスト」に認定され、現在はSCCのセキュリティ関連事業に携わる。