企業経営に携わることを目標に幅広い知識を蓄積していきたい。学生時代、PCを使いこなしていたことから、関正浩は迷わずIT業界に入った。あるパッケージベンダーで営業に従事した後、自身のスキルアップのために「No.1ベンダーからノウハウを吸収したい」と、国内EDI市場でトップシェアのデータ・アプリケーションに転職した。
プライベートでは、学生時代からワークアウト(解決策、トレーニング)に目覚めて、今でも1週間に5日はジムに通う。「足の日」「腕の日」など、体の部位を分けて鍛錬に励む。「1日に多くの部位を鍛えると、疲労が蓄積して1つの部位にかけるトレーニングの質が落ちる。効率よく鍛えるには『分割法』が望ましい」とのことだ。
この分割法は、ワークスタイルのベースにもなっている。一つの業務をきっちりとこなす。絶対に、明日には回さない。ストイックでアグレッシブなスタイルによって、昨年度(2016年3月期)は社内の営業成績でトップとなった。「ワークアウトを、しっかりと行えば成長しているのがわかる」。まさにビジネスでも解決策を講じている。
今、担当しているのは、主要顧客である大手ハードウェアベンダーのチャネルビジネスの推進。「今までの協業を継続することも大事だが、当社とパートナーの両方が成長することに加え、IT業界がさらに発展するためには、新しい協業の仕方も考えなければならない」。パートナーとの協業強化、データ・アプリケーションの技術力などによって、新しい製品・サービスや仕組みを模索している。「営業で培ったノウハウを生かして、ITで地方を活性化したい」と意欲を燃やす。(文中敬称略)
プロフィール
関 正浩
関 正浩(せき まさひろ)
1983年11月19日生まれ。長野県出身。07年3月、駒澤大学経営学部経営学科卒業後、パッケージベンダーでコールセンター向けパッケージのシステム設計、流通業向けBIツールを直販する法人営業に従事。12年、データ・アプリケーションに入社。現在は、主要顧客の大手ハードウェアベンダーなど数社を担当し、チャネルビジネスを推進。