NECが創業119年目の大変革に挑んでいる。2016年4月に社長に就任した新野隆社長は、自ら策定した中期経営計画をわずか1年で撤回。18年1月から、20年を最終年度とする新たな3カ年計画を策定した。売上高3兆円、営業利益1500億円、営業利益率5%の数値目標に変わりはなく、達成年度を後ろ倒しにしただけにみえるが、その中身は大きく異なる。「これまでの『当たり前』を捨てて、本当に必要なものをいかに強くしていくか。そこに取り組んでいく」と、厳しい表情で語る新野社長。その言葉を裏付けるように、外部人材の登用や人事制度の変更など、従来のNECではタブーとされていた領域にも踏み込んできた。低迷が続くNECに光が射すのか、同社の挑戦を追った。(取材・文/大河原克行)