IoTが進展し、工場や交通インフラなど、生活やビジネスの現場からデータが収集できるようになった。しかし、大量のデータがネットワークを行き交い、クラウドに保存されることにより、「データの遅延」「通信コストの増加」といった課題が浮上。その有効な解決策として「エッジコンピューティング」が近年注目されている。今春には、「多数同時接続」や「大容量通信」を特徴とする5G(第5世代移動通信システム)の提供が本格的に始まる予定。IoTの導入拡大でエッジコンピューティングの利用も進むことが予測されるが、モバイル通信の大容量化によってクラウドへの負担はさらに高まるとの懸念もある。富士通、KDDI、NECの最新の取り組みを中心に、エッジコンピューティングの動向や可能性をみていく。(取材・文/指田昌夫)