――目下の市場環境と自社ビジネスの状況についてどう見るか。

 2020年にコロナ対策で前倒しの投資があったGIGAスクール需要の反動、さらにはサプライの停滞といった課題こそあったものの、ITのデマンドは根強いものがあり、市場環境は良好だと感じる。特にクラウドサービスは堅調に伸びていて、ストックが積み重なったことが売り上げの伸びに寄与した。
 
代表取締役社長兼CEO
溝口泰雄

――市場ニーズのトレンドも着実に変化しているように思える。

 クラウドやSaaSはコロナ禍以前から継続して注力してきたビジネスだが、ハードウェアベンダーも「as a Service」化を進めている。当社も「Everything as a Service」を標榜しており、ユーザー企業のベネフィットを重視した製品・サービス提供が拡大していることをポジティブに捉えている。

 新型コロナによって、総じてテクノロジー活用がアクセラレートされたのは間違いない。デジタルトランスフォーメーション(DX)がバズワード化しているが、まずは基盤づくりの段階で、業務を効率化して生産性を上げないと企業の存続もおぼつかないことを多くの人が自覚した。そこにAI、IoTをはじめとする強烈な威力を持つテクノロジーが浸透し、通信技術も5Gが商用化され進化している。DXの基盤づくりに貢献できる余地はまだまだ大きい。