ビデオ会議商材ポートフォリオにシスコ製品を追加

 プリンストンは2016年10月、シスコシステムズのコラボレーションソリューションの取り扱いを開始した。提案から保守まで一貫したサポートを行うことに加え、これまで扱ってきた商材にシスコ製品を組み合わせた独自の提案にも力を入れている。提案先は、一般企業だけではなく文教市場に向けても進められており、5月17~19日にビッグサイトで開催される「第8回 教育ITソリューションEXPO(EDIX)」では、シスコ製品関連の訴求を行うという。

シスコ製品に新たな価値を付加 独自のソリューションを提供

 多くのベンダーとパートナー関係をもち、マルチベンダーでさまざまなソリューションを提供するプリンストン。シスコとの協業では、コミュニケーション&コラボレーション関連ソリューションのポートフォリオが大幅に強化される。すでに提案からサポートまでの体制が整っているだけではなく、案件も多く動き出している状況だという。
 
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椿 昌己
営業統括本部
東日本営業統括部第2営業部
部長

 「当社は、提案から設置・保守までを自営で全国に提供できることを強みとしている。一方でシスコのコミュニケーション&コラボレーション関連ソリューションは、『Cisco Spark(Spark)』で1対1だけでなくプロジェクトやチーム単位のメッセージングができ、『Cisco WebEx(WebEx)』では、PCやモバイルの200クライアントと25台までのビデオ会議端末が一度に参加可能だ。そして新たにリリースされた『Cisco Spark Board(Spark Board)』では、ホワイトボード機能で描いた内容も共有できる点が強み」と椿昌己・営業統括本部東日本営業統括部第2営業部部長は説明する。

 プリンストンが現在提案しているシスコ関連案件の多くは、Sparkを軸として用途に応じた各種端末を組み合わせた内容だという。SparkやWebExはクラウドベースのサービスであるため導入や運用が容易で、モバイル環境や在宅業務など、社外から利用するケースにも対応しやすい。
 リリースされたばかりのSpark Boardについては、発表された直後にいち早く実物に触れて、新たなスタイルのコラボレーションデバイスとして手応えを感じたという。

 「Spark Boardはコラボレーションの新しいかたちを提案した製品。似たようなことを実現するソリューションは他にもあるが、競合はソフトウェアベースのため、インテグレーションが必須であるのに対し、Spark Boardは一体型で導入が容易といったメリットもある」と椿部長は話す。

 プリンストンは、こうした製品に自社の付加価値をつけて顧客に提供している。国内総代理店として販売するEdgewater Networks製の「EdgeProtectシリーズ」は、シスコを含む各社のビデオ会議ソリューションに対応し、LANの内外をまたいだ接続を容易に行えるようにするセッションボーダーコントローラだ。1台で25端末を配下に置いて接続することができるため、端末を接続するためのクラウドライセンスの節約にもつながるという。

扱いやすさや独自機能を武器に文教市場への拡販を強化

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駒井英理子
営業統括本部
プロモーションチーム
係長

 プリンストンでは、シスコ製品の取り扱いを開始するにあたって、これまで扱ってきたベンダーのソリューションに加えて、さらにシスコ製品での提案を強化するという方針を示している。施策の提案先の一つとして注目しているのが、文教市場だ。以前から、主に大学へのビデオ会議ソリューションで導入実績を重ねてきたが、今後はシスコの製品やソリューションの提案も強化し、小・中・高校に対しても浸透を図っていくとしている。

 「学校は企業に比べてIT運用に携わる人材が乏しい傾向があり、そこにはSparkやWebExのようなクラウドベースのソリューションが適している。また、遠隔講義などではカメラで話者を追ったほうが見やすくなるが、『Cisco TelePresence』の一部機種に備わっている機能『PresenterTrack』は他にない自動追随を可能にするため、運用も楽になる。こうしたシスコのソリューションを主な商材として、今までにない提案で切り込んでいきたい」と椿部長は意気込む。

 Spark Boardも、アクティブラーニングなどに向けた有力な提案材料だ。駒井英理子・営業統括本部プロモーションチーム係長は、シスコのサービスや端末について、導入が容易であることだけでなく、現場での使いやすさも魅力の一つだと評価する。

 「先生たちは忙しい日々を送っており、新しい機材の操作を覚えることも大変だが、Spark Boardはシンプルで、必要なものだけ操作すればよく、使いこなしやすい。もちろん、学生・生徒にも同様。これが大きなポイントだ。日本の文教市場は、独自の要求に合わせたソリューションが現在の主流で、EDIXで他社の展示を見てもそれがわかる。しかし当社では、先進性や扱いやすさ、デザイン性などで、シスコ製品ならではのメリットを伝えていきたい」と駒井係長は語る。
 
「教育ITソリューションEXPO」に出展
プリンストンは、5月17~19日に東京ビッグサイトで開催される「第8回 教育ITソリューションEXPO」に出展する(小間番号:6-30)。
大学のラボをイメージしたブースでは、シスコ製品をはじめ、新しい学びの環境づくりを支援する多彩な端末を展示している。プレゼンの間にぜひ実物を触って感じていただきたいとのことだ。