市場に新たな価値を提供する
――販売パートナーとの今後の戦略を教えてください。
私たちの役割は、シンプルで日本にない海外の技術やソリューションを提供することです。魅力のある商材を提供することが強みとなります。商材を見つけるだけではなく、日本で展開できるように、時にはパートナーとともに整えていくことも重要です。またエンドユーザーに訴求しやすい、分かりやすいメッセージを発信し続けていきます。
昨年11月にリリースした顔認証ソフトウェア「SAFR(セイファー)」もその一つです。オープン性があり、エンドユーザーに使いやすい商材です。エンドユーザーの目線は、ディストリビューターであっても忘れてはいけないと考えています。この技術、ソリューションは、本当に市場、エンドユーザーが求めているものか。常にそう問いかける癖をつけていきたいと考えています。そうすることでネットワンパートナーズは最強の集団になっていくと思います。
Favorite Goods
3カ月に一度のペースでサンフランシスコを訪問するという。その際にワイナリーでワインを購入し、持ち帰るワインボックスを使っている。購入したワインはプレゼントやゴルフコンペの景品、顧客との食事会のおともになる。
眼光紙背 ~取材を終えて~
多様な視点の身につけ方
ユニークな会社を目指す、多様性を受け入れる、みんながあちらに行くのなら、自分はここに残ろう……。田中社長と向きあい、話を聞いているうちにおや、と感じた。率直に聞いてみると「よく変わり者だといわれる」と朗らかに笑う。
ビジネスで生き残りたいのなら人と違うことに取り組むことだ、とよくいわれる。独自性を重視する田中社長は人と違う視点を持ち、人と少し異なるアプローチをとる。この傾向は幼少期からあったそうで、20代でより顕著になったという。
外資系企業に入社し、個人の能力を引き出す教育を受けた。さらに、日本にいながら米国の文化や考え方に触れ、インディアンとも交流し、ヨーロッパ人とも一緒に仕事をしてきた。こうした経験を経て、グローバルという高い位置から日本文化を見つめ直すことができたという。
「日本文化を中から見たときとは異なる良さ、悪さに気がつくことができた。これは国際的な交流を深めなければ分からなかっただろう」と田中社長は話す。グローバルという視点を20代という若い頃に手に入れることができたのが、今の田中社長の強みといえる。
プロフィール
田中拓也
(たなか たくや)
日本ユニシスではUNIXサーバー営業を担当し、シスコシステムズ日本法人ではパートナー事業およびパブリックセクター事業の営業本部長を歴任し、2009年にネットワンシステムズに入社。その後、ネットワンパートナーズに出向し、パートナー営業担当、セールスエンジニア担当、マーケティング担当などに従事。18年4月に代表取締役社長執行役員に就任。
会社紹介
ネットワンシステムズのグループ会社として2008年11月に設立。パートナー企業との協業ビジネスに特化し、海外の最先端商材をいち早く取り入れた製品やソリューションを付加価値とともに提供する。