コレガ(山本恵一社長)は、2001年12月期の通期売上高で前期比66%増の60億円を達成した。ルータやスイッチなどで手堅くシェアを伸ばしたことが売り上げ伸張に結びついた。とりわけ、ADSL対応のブロードバンドルータ「BAR-SW4Pシリーズ」がヒット商品となり、単機種での台数シェアが20%に到達(BCNランキング01年12月10-16日)。製品寿命が短く競争が激しいルータ市場で、久々にまとまった単機種シェアを弾き出した。今期(02年12月期)の売上高は同50%増の90億円を目指す。

 01年12月期の売上高は順調に伸びたものの、1商品(製品)当たりの平均単価は約3000円と低水準のまま推移した。今後、さらに単価が下落する可能性もあり、利益面では楽観を許さない。

 石津清樹営業部長は、「3000円の平均単価のまま、売り上げをさらに50%増やすのは容易ではない。個人市場だけに焦点を当てていては、90億円の売り上げ達成は難しい。このため、今期は法人向けの箱売り商品の開発にも力を入れることで、家庭向けの販売とうまくバランスをとれるようにする」と、収益構造の強化を図る。

 法人向けの製品としては、(1)無線LANを基盤とした製品群の強化、(2)SOHO・中小企業向け単機能サーバー、(3)ネットワーク関連の周辺機器の品揃え拡充――の3本柱で取り組む。

 例えば、(1)の無線LAN製品では「法人などでよく使う防犯・監視カメラに無線LAN機能をつける」、「プロジェクタに無線LAN機能をつける」、「中継器と無線LANを組み合わせ、電波が届きにくい地下街を何キロも飛ばせるセット商品」など、“売り切り型の箱売り”をベースに02年1月下旬から、順次製品化に踏み切る。

 石津部長は、「SOHO・中小企業に強い販社と協業しながら、収益力の拡大に努める。また、保守費用がかからない売り切り製品を中心に揃えることで、会社組織を肥大化させず、身軽で効率の良い収益構造をつくる」と、スリムな経営体質のまま、従来の店頭における家庭向けの販売に加え、法人売りの新しい販路開拓にも力を入れる方針。