日本オラクル(新宅正明社長)は、2月1日からデータベース製品の価格を最大で48%引き下げるなど、大幅な価格改定を実施する。

 新宅社長は価格引き下げの狙いを、「今後数年で社会インフラとなるシステムはますますオープンシステムに移行していく。それにともない、ユーザー数が大幅に増加するなどの変化が起こり、当社の製品価格に値頃感がなくなり、これまでは個々にディスカウント要求をもらってきた。今回、価格改定を行うことで個別対応するのではなく、全体でディスカウントを実現する」と、大規模システムでオラクル製品が採用されることを踏まえたものだと説明する。

 具体的には、1.プロセッサライセンス価格の大幅改定を行い、1CPUあたりの単価を製品ごとに一律に定め、オラクル9i エンタープライズエディションの場合は単価500万円にする、2.プロセッサ・ライセンス、指名ユーザー・ライセンスに加え、追加実行ユーザー・ライセンスを初めて導入し、検索、更新、修正、削除など一部機能を利用するユーザーに対しては低価格で利用可能にする。

 また、昨年導入した価格体系に対して、規模の小さいシステムを利用する中小企業ユーザーなどから、「価格が高い」と不満があった。

 これに対しては、「昨年の価格体系は、エンタープライズ用価格体系に一本化したもので、利用者が多いインターネットシステムには適していたものの、ユーザー数を限ったシステムの利用者からは確かにクレームも届いていた。今回、スタンダードエディションという価格体系を設け、マイクロソフト製品と変わりない価格としたことで、不満は解消されるのではないか」(新宅社長)と、今回の価格改定で是正されるとしている。

 さらに、IAサーバーに関するISVなどへ向けた戦略は、「あらためて発表する」としている。