バーテックスリンク(由利義和社長)は、デジタルコンテンツの著作権保護を実現するソフトウェア「Contents Protector(コンテンツ・プロテクター)」を開発、3月から販売を始める。 

 ブロードバンドの普及にともなうコンテンツ流通市場の拡大をにらみ、著作権保護ビジネスを本格的に立ち上げることにした。同分野で年間5億円の売り上げを見込んでいる。

 「コンテンツ・プロテクター」は、ライセンス取得や課金のためのプラグインが不要で、動画、静止画、音楽、文書といった各種のコンテンツ形式を総合的にサポートしているのが特徴。

 コンテンツの制作者・配信者が設定した著作権使用料、利用条件に基づくコンテンツの配信、コピーの制限・防止、マーケティングデータ収集などが行えるようになっている。

 具体的には、電子透かし技術を応用して保護情報や課金情報を透明なフィルムとしてコンテンツファイルに設定する。これによって、保存や複製、印刷の防止や閲覧の際の課金システムとの連携を実現している。

 同製品は、セキュリティ技術開発のイーストラテジー(辻正人社長)が開発した「Net-Guardians」のエンジンをOEM調達し、バーテックスリンクの著作権保護ソリューションを組み合わせる形で開発した。

 製品は、動画のダウンロード・ストリーミング時の複製・不正利用を防止する「Contents Protector for Media」、ウェブページ上の画像の著作権を保護する「同 for Graphics」、ウェブページ上のPDFやマイクロソフトオフィス製品の文書ファイルを対象にした「同 for Documents」の3つで構成。

 価格は各製品それぞれ、イントラネットや一般ウェブサイト用の「Enterprise Edition」が300万円、課金システムと連携し会員向けコンテンツビジネスに対応できる「Advanced Edition」が500万円となっている。

 他社製品との違いについてバーテックスリンクでは、「画像、映像、音楽などのコンテンツに対し、統合パッケージとしてトータルにサポートできる機能を提供するのは当社が初めて」(加藤大受・マーケティング部プロダクトマネージャ)としている。

 また、イーストラテジの辻社長は、「導入にあたってプラグインソフトが不要な点も、差別化につながる」と強調している。