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グローバルナレッジネットワーク セキュリティ教育のビジネスを強化

2002/05/06 16:18

週刊BCN 2002年05月06日vol.939掲載

ベリサイン認定コース

 独立系のIT教育ソリューション提供会社、グローバルナレッジネットワーク(尾藤伸一社長)は、セキュリティ関連の教育コースを強化した。ベリサインから販売代理店の権利を取得。4月4日からセキュリティ管理者を対象とした「ベリサイン認定コース」の販売を開始した。

 ラーニングソリューション部・江藤洋平本部長は、「ベリサイン認定コースにより、セキュリティ関連の構成要素が全部揃った」と強調する。

 新たに販売を始めたのは、入門編となる「PKIによる電子商取引入門」と「PKIによる電子商取引のセキュリティ確保」、ベリサインの製品に特化した「ベリサイン認定管理者(VCA)養成」と「ベリサイン認定エンジニア(VCE)養成」の計4コース。

 「販売対象は、システム販社のセキュリティ管理者を中心としている。まずは、入門編の販売に注力し、次にベリサインの製品に特化したコースを進める戦略でいく」という。

 価格は、「電子商取引入門」が5万円(受講日数1日間)、「電子商取引のセキュリティ確保」が27万円(同3日間)、「VCA養成」が24万円(同2日間)、「VCE養成」が24万円(同2日間)。

 同社では受講者の開拓に向け、「Securityトレーニングパックキャンペーン」を実施する。

 同キャンペーンは、ベリサインのVCA取得パックおよびVCE取得パックに、同社が開催するネットワーク/セキュリティ関連コースを追加し、総額の受講料を10-20%割り引く内容となっている。

 同社が取り扱うセキュリティ関連の教育コースは、今回のベリサイン認定コースに加え、セキュリティ設定に必要なTCP/IPの基礎から、ウィンドウズ2000管理者向け、シスコ関連製品向け、UNIX/Linux向けなど幅広いコースを用意している。

 「セキュリティ関連は、ある1つの資格を取得しているからといって顧客が信用するとは限らない。ハードやソフトを問わず、さまざまな環境が混在するなか、幅広いセキュリティスキルが求められている。そのため、セキュリティ関連の教育コースは受講者数が多く、安定した集客が確保できる」と見ている。

 同社では、自社内にベリサイン認定コースの入門編教室の設置を計画している。
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