関西電機は、升田文人・前社長の急逝にともない、取締役営業部長だった近重信雄氏が代表取締役社長に昇格する人事を4月25日付で実施した。

 近重社長は、「基本的には升田前社長の戦略を踏襲し、無線LAN、文教市場向け製品、セキュリティ製品の3分野に集中し、事業を行っていく」と基本路線に大きな変更がないと話す。

 しかし、7月の新年度入りを機に、「具体的な事業展開については、営業と商品戦略がマッチングしていないなど、不明確な部分があることから、各アイテムごとに売り上げ目標を明確化していきたい。販売する商品については、すでに他社製のものを販売する形態から、自社で開発した製品のみを売る形態へと移行を図ってきたが、営業マンのマインドが完全に変化しきれていない部分があった。そのため、生産計画に関しても営業現場の声が生かされていない面があり、7月以降はこうした部分の是正を図っていきたい」と、具体的な事業戦略には一部変更も行っていく。

 とくに無線LANについては、「当社の製品はエンドユーザー向けではなく、システムインテグレータなどの要望に応じ設計、提案などを行えることが強み。これからは無線LAN市場が拡大すると見ている。従って、この動きに対応し、売上増につなげていきたい」としている。