アルガステクノロジーズ(林茂道社長)は、マウスコンピュータージャパンブランドでパソコンの製造・販売を行うエムシージェイ(高島勇二社長)と共同で、法人向けパソコンブランド「YAMATO(ヤマト)」を立ち上げ、5月28日から販売を始める。アルガステクノロジーズはセキュリティシステムの開発、販売を行っているが、「今回、外資系通販メーカーでカスタマーサービス事業を担当してきた人員、国産メーカーで製造関連事業に従事してきたスタッフが揃い、低価格で質の高いパソコンを提供できる体制が整った」(林社長)ことから、法人向けパソコン販売事業に乗り出す。月産2万台の受注を見込み、年間100億円の売り上げを目指す。

 アルガステクノロジーズは、法人向けパソコン販売を開始するにあたり、低価格、高い品質のサービス、商品の質の高さという3点を揃えることが重要だと分析。

 この3つの条件を満たすために、低価格でパソコン製造・販売を行っているエムシージェイと提携た。

 サービスに関してはデルコンピュータでカスタマーサービス事業を手がけていた幸村豊氏をソリューション推進部部長に、質の高い製品の製造に関しては国産メーカーで製造物流事業を手がけた経験をもつ古我晶氏をYAMATOソリューション推進事業部技術部長として迎えた。

 「法人市場ではデルコンピュータがシェアを伸ばしているが、米国企業だけに日本企業が必要としているサービスには十分に答えていない部分があるように感じている。ホワイトボックスは性能面での安定性に不安を感じるユーザーが多く、多くの企業が導入に踏み切っていない。一方、国産メーカー製品は価格が高すぎる。そこで、国産メーカー並の品質で価格はホワイトボックス並みを実現することで、市場を獲得することができる」(ソリューション推進部・幸村豊部長)

 発売予定の製品として、法人向けスタンダードモデル「MC-1000DS」(モニタ別、5万9800円)、医療用など組み込み用パソコンとしてOS、筐体なしで販売する「シャドウPC AR-3000」(マウスキーボードなし=3万6800円、マウス・キーボード付=3万8800円)、高さ20センチ、幅20センチ、奥行き30センチのキューブ型サーバーはペンティアム4もしくはセレロン1.0GHz以上、20GBのハードディスク、LANカード2ポート、SoftRaidを揃えて9万9800円(OS、モニタ別)で用意している。

 サービス・サポートについても、3年間パーツ保証、無償で翌日オンサイト、有償で当日オンサイトに対応する。「国産メーカーの製造ラインを活用することで、初期不良率0.5%以下を目指す」(YAMATOソリューション推進事業部・古我晶技術部長)方針だ。

 YAMATOというブランド名は、「外資系がシェアを伸ばしているなかで、国産ブランドの躍進を目指す意向でつけた。

 6月中旬までには法人向けショールームを開設する。

 「商品の良さとコストパフォーマンスの高さを認識してくれる企業ユーザーを獲得し、売り上げを拡大していきたい」(林社長)としている。