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日本ユニシス e-Japan関連ビジネスに注力 各地の有力企業にアプローチ

2002/06/03 16:21

週刊BCN 2002年06月03日vol.943掲載

 

 日本ユニシス(島田精一社長)は、02年4月1日から新規事業「ビジネスアグリゲーション事業部」を新設し、e-Japan関連ビジネスに注力している。各地域の有力企業に対し、自治体と地元民間企業、住民が参画する場としての地域ポータルの構築を提案。同事業を核にビジネスを拡大する構えだ。

 平岡昭良ビジネスアグリゲーション事業部長は、「地域の有力企業のなかでも、とくに電力会社にアプローチをかけている。電力会社と自治体を結び、地域ポータルを構築することで、コアサービスとしてのASPや認証サービス、システム構築などを提供する」と意気込む。

 同社の昨年度における連結決算は、売上高が3078億9800万円、営業損益が46億8600万円の黒字、経常損益が56億9200万円の黒字、当期純損益が78億3100万円の赤字となった。当期純損益で赤字を経常したのは、大幅な人員削減による特別損失の積み増しが要因。

 ビジネスアグリゲーション事業部を設立したのは、顧客企業の変革「Re-Enterprising」を支援・推進し、03年度に連結ROIで10%、連結営業損益で180億円の黒字を達成するためだ。

 同事業部の要員は、ビジネスクリエータ、ビジネスエンジニアなどを合わせて30人。売上高は、今年度に50億円、04年度に200億円を目指す。

 アドレスはhttp://www.unisys.co.jp/。
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