システム・テクノロジー・アイ(松岡秀紀社長)は、IT資格取得のためのeラーニングサービス「@iStudy Practice Test」の拡販を図る。このほど同社はコンピュータウェーブ(辻本和孝社長)と提携。コンピュータウェーブのESD(エレクロニック・ソフトウェア・ディストリビューション)サービスと連携し、@ニフティやソフマップ、丸紅ダイレクトなどの大手ECサイト経由で販売を開始した。

 今回の提携により、システム・テクノロジー・アイは、コンピュータウェーブのESDサービスに、「@iStudy Practice Test」へのアクセスキーや教材コンテンツを乗せてダウンロード販売することが可能となった。

 同社の小林玲子アシスタントマネージャーは、「ウェブを利用したeラーニングの需要はまだ眠っている段階。ITリテラシーの高いユーザー層をもつESDサービスとの連携で、eラーニングサービスの販売チャネルを拡充できる」と強調する。

 従来のIT資格学習用パッケージソフトウェア「iStudy」は、60種類以上のIT資格試験を網羅するが、パソコン専門店によってはフロアスペースなどの関係上、全種類を店頭に置いているケースが少ないという。今回の提携は、パソコン専門店のサイトで提供できる点で大きい。

 コンピュータウェーブは、システム・テクノロジー・アイとの提携で、ESDサービスのコンテンツメニューを増やす。ESDサービスに「サブスプリクションサービス」を追加し、アクセスキーのダウンロード販売を可能とした。

 コンピュータウェーブの小山取締役・IT本部本部長は、「eラーニングコンテンツなどダウンロードのニーズが高いコンテンツの取扱いを強化し、ECサイト各社に対し、顧客属性にあった商品提案を行っていく」と意気込む。

 「@iStudy Practice Test」は、50種類以上のIT資格試験を網羅する。学習者は、ウェブ上で模擬問題を解き、解説や、解説に表示される関連書籍の参考ページを参照し、弱点を補強しながら学習を進めていく。 iモードやEZウェブにも対応しており、時間や場所を選ばずに学習できる。

 さらに自己トレーニングとしてだけでなく、質問サポートやFAQ検索・実力診断といった機能を活用すれば、必要なスキルを短期間で身につけることが可能だ。 価格は、資格ごとによって異なるが、1ユーザーあたり6000-1万円程度。利用期間は90日間。

 今後のeラーニングについて、小林アシスタントマネージャーは、「IT資格取得の学習は、通信教育や専門学校から、価格や気軽に学べる点でeラーニングへと大きくシフトする」と分析。「iStudy」のライセンス獲得数は、今年5月中旬の時点で約5万5000ライセンスで、パッケージ販売でのライセンスがほとんど。将来的には、ダウンロード販売のライセンス獲得数を3割まで引き上げる構えだ。