ビジネス・インテグレーション・ソリューションを提供する日本ティブコソフトウェア（田口雄司社長）は、EAI（エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション）製品「ティブコ・ビジネスワーク」を7月下旬に販売する。

　「ティブコ・ビジネスワーク」は、簡単に利用できるインターフェイスとプロセス、データ交換テンプレートを搭載。デザインから実行、管理・監視まで、すべてのインテグレーション・サイクルを管理する。主要なビジネス・インテグレーションやウェブサービスの標準技術などもサポートすることが特徴だ。

　「分かりやすさ、導入しやすさをコンセプトに、中堅企業を中心に提供する」と話す。

　同社は、米ティブコソフトウェアの日本法人で、00年4月設立。EAIやBtoB、BPM（ビジネス・プロセス・マネジメント）、EIP（エンタープライズ・インフォメーション・ポータル）のソリューションを融合し、企業内・企業間のシステム、プロセス、人的リソースをリアルタイムで統合する「トータル・ビジネス・インテグレーション」を提供する。

　「日本では、EAI市場そのものが顕在化している。そこで、顧客企業にコンサルティングしていける体制を整える」と強調する。

　「今期（02年11月期）は、市場開拓の基盤づくりに注力し、来期に日本法人でワールドワイド全体の10％の売上比率を達成する」と意気込む。