ニュース

JBCC ソリューション販売で80億円目指す

2002/07/29 16:24

週刊BCN 2002年07月29日vol.951掲載

オリジナルのソフトも販売

 日本ビジネスコンピューター(JBCC)は、オリジナルパッケージソフト販売事業を強化する。今年度のソリューション売り上げ目標は80億円、パートナーを通したパッケージソフト販売目標は20億円。同社は昨年11月、オリジナルのCRM統合ソリューション「Customer Vision(カスタマービジョン)」の販売を開始、ソフトを核にしたソリューション事業強化を打ち出した。今年度は自社ソフト開発のための研究予算を計上し、新商品開発を行う。また、パートナー経由での商品販売のためにパートナー事業部を設立。「従来型のハード依存から離れたソリューションでの売り上げをあげる」(山田隆司執行役員)計画だ。

 JBCCは、昨年11月にオリジナルの統合CRMソリューション「Customer Vision」の販売を開始した。「元々、自社ユーザーのために開発していたBIツール、SFA、CTIなどを体型化した。統合CRMソリューションとして提供している。CRMは海外製の大企業向けのものが多いが、当社の場合、従業員数100人以下の企業での導入も多い。経済環境が厳しいなか、中小企業も苦戦しているが、CRMは顧客対応強化のためのソリューションであり、導入気運も十分にある」(山田執行役員)。

 同社のオリジナルソフトはCRMのほかに、ウェブで伝票などの印刷を行うツール「PrintPro(プリントプロ)」シリーズなどがある。今年度は新たにポータル構築ソリューションの提供を予定するなど、オリジナルソフト拡充をさらに進めていく。オリジナルソフトは、「従来はハードを核にサービス事業を構築してきたが、ハードの単価が下がったこともあり、限界がある。今回、オリジナルソフトを中心としたサービス体制をつくり、自社販売とパートナー経由での販売で売り上げ増に結びつけていく」という。パートナーの数は、ソフトを販売しないハード販売だけのパートナーを含め現在250社。03年度に500社まで拡大する予定。
  • 1

外部リンク

http://www.jbcc.co.jp/