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松下電器、吉本興業 ブロードバンド時代のエンタテインメントを推進

2002/08/12 16:26

週刊BCN 2002年08月12日vol.953掲載

 松下電器産業(中村邦夫社長)と吉本興業(林裕章社長)は、ブロードバンド時代に向けた双方向エンタテインメントを共同で推進することに合意した。

 9月14日に東京都江東区有明にオープンする松下グループの総合情報受発信拠点「パナソニックセンター」内に開設する「パナソニックセンター有明スタジオ」を活用し、新しいサービスとシステムソリューションの開発、および幅広いコラボレーションによる実験プロジェクトの推進に取り組んでいく。

 今回、両社が目指すのは、放送・通信・ライブエンタテインメントの融合による、新しい参加型の双方向サービス。

 具体的には、講演会やコンサート、番組などを中継しながら、出演者と離れた場所にいる参加者との映像によるコミュニケーションの実現を目指し、(1)ITを導入した地域ホールに向けた双方向エンタテインメント、(2)お茶の間に向けた視聴者参加型サービス、といった、「人とヒトを夢・感動・笑いでつなぐ」新しいサービスを開発していく。

  今後、「パナソニックセンター有明スタジオ」において、通信事業者をはじめサービスコンテンツ関連企業など、幅広いビジネスパートナーとのコラボレーションを行っていく。

 2003年からは、具体的な地域ホールに向けた先行サービスの実施など、実験プロジェクトの推進を計画している。
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