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日本ルーセント・テクノロジー ファイアウォール製品を強化 「Brick」シリーズに2製品追加

2002/08/12 16:26

週刊BCN 2002年08月12日vol.953掲載

 

日本ルーセント・テクノロジー(ヴィンセント・ジェイ・マゾーラ社長)は、ファイアウォール製品「Brick300」、「Brick500」の2機種を9月に販売開始する。両製品は、ファイアウォール製品シリーズ「Lucent VPN Firewall “Brick”プロダクトファミリ」の中規模モデル。今回の製品投入で同シリーズのラインアップは6機種となり、大規模なデータセンターからSOHOユーザーまでを網羅できる。幅広い品揃えにより、シェア30%以上を目指す。

同シリーズは、独自技術のLSMS(Lucent Security Management Ser ver)による一元管理型ファイアウォール製品。5年前から販売しており、大手ISP事業者を中心にワールドワイドで約850社に導入実績がある。仮想ファイアウォール機能や、障害発生時に代替サーバーが処理やデータを引き継ぐフェイルオーバー機能などを備え、レイヤ2のデバイスとして、IPアドレスを意識することなく簡単に導入できる。新製品2機種もこの機能を備えている。

セキュリティプロダクトグループのジョナサン・フラウム テクニカルマネージャーは、中規模モデルの投入について「より幅広い製品を揃え、シリーズのラインアップに厚みを出したかった。また、この規模のモデルが一番ユーザーの要望が強かった」とその理由を語った。

また、「サービスメニューとして、標準機能から、オプションでVPN(仮想私設網)接続サービスやURLブロック、ウイルススキャンなどさまざまな付加機能を用意しており、それぞれを組み合わせることで、ユーザーに最適な形で提供できる」と強調した。

仕様は、「Brick300」が10/100Base -T×7ポート、スループットが500 Mbps、セッション数が15万で仮想ファイアウォール数は300。「Brick500」は10/100Base-T×14ポート、スループットが800Mbps、セッション数は30万で仮想ファイアウォール数が500。

アドレスはhttp://www.lucent.co.jp/
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