管理工学研究所(吉村鐵太郎社長)は、データベースソフト「桐」を3年ぶりにバージョンアップ、「同 Ver.9」を10月中旬に発売する。DOS時代から定番となっている桐だが、今回のバージョンではマイクロソフトのエクセルとのデータ連携ができる機能を装備、「桐とエクセルを併用することで、作業効率が向上する」(武田道朗氏)という。価格はオープンだが、マニュアルレスとすることで従来バージョンよりも低価格とする方針で、実売価格で3万円台後半となる見込み。

 桐は3年ぶりのバージョンアップとなる。「桐ユーザーは非常に根強く、とくに業務などでエクセルを利用しているユーザーから、桐を併用すれば作業効率がもっと向上するのでなんとか対応して欲しいという声が根強かった。そこで、エクセルのデータを桐で処理し、さらにそのデータをエクセルファイルに返す機能を実現。桐を使い慣れた人にとっては、桐の便利さを生かした使い方が可能となり、初めて桐を利用する人にとっても印刷機能など桐ならではの機能で、より効率的な作業が可能となる」(武田氏)とエクセルとの連携を最大の強化ポイントとしている。

 とくに印刷機能が充実している点は、従来から桐の特色となっていたもので、住所を封筒に印刷する場合、封筒の配置に応じて郵便番号のみ縦に印刷し、住所は横書きで印刷するといった複雑な仕様にも対応することができる。さらに、DOS版の桐にあった段組機能を復活し、最高で5段までの表示を可能とした。

 価格はマニュアルレスによって、実売で3万円台後半と前バージョンの5万8000円に比べ、2万円程度安く設定した。マニュアルが必要というユーザーに対しては、書籍としてマニュアルを用意。必要な機能の分のみを別途購入することができる。