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アイティ学園 FC方式でPC教室を展開

2002/09/23 16:29

週刊BCN 2002年09月23日vol.958掲載

 パソコン教室運営のアイティ学園(長田津世志社長)は、今年度末(03年5月期)までに教室数を100教室(フランチャイズ=FCを含む)に増やす。今年3月末は28教室だったが、同8月末時点で46教室に増えた。ほとんどがFC方式による教室で、このうち33教室をエイデン(岡嶋昇一社長)が契約した。コンプ100満ボルトも2教室採用した。

 アイティ学園は、講師を一切使わず、CD-ROMに保存した教材を利用して生徒が好きな時間に再生して学べるのが特徴。生徒は、教材となる映像の指示に従い、実際のパソコン操作を練習する。授業料は1時間(60分)1200円。アイティ学園の仕組みを採用したエイデンの松山保夫取締役は、「教室運営に人手がかからず、手軽で良い」と話す。

 教材の内容は、初心者向けのパソコン操作方法が中心。すでに266時間分の教材を用意している。長田社長は、「教材単体を販売すべきか、それともFC教室内だけに限定した授業料収入を得るべきかの判断に迷った。検討した結果、FC教室内だけに限るほうが採算性が良いことが判明。教材の受託制作はするものの、アイティ学園のFC教室向けのオリジナル教材の単体販売はしない」と話す。

 採算については、パソコン5-6台で約100人の生徒が登録(在籍)すれば、月間数十万円の売り上げが立つという。今はパソコン販売店がFC教室の中心だが、今後は、インターネットカフェ、カラオケボックスなどでのFC教室開拓を進める。同時に教材の受託制作も受注することで、今年度(03年5月期)20億円を売り上げる計画。
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