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彩ネットワークス 地図ASPで情報提供 「どこさまっぷ」を拡販

2002/10/07 16:32

週刊BCN 2002年10月07日vol.960掲載

 彩ネットワークス(吉野豊彦社長)は、ウェブサイト運営企業向けの地図ASPサービス「どこさまっぷ」の拡販に注力する。

 このほどワンダーコーポレーションの地域情報サイト「TOKURAKI(トクラキ)」に同ASPサービスを導入した。

 杉山優子取締役は、「地域密着型の情報を提供する場合、このASPサービスが効果的だ。例えば、ホテル業界から引き合いがある」と語る。

 ホテル業界向けには、消費者が顧客企業のサイトで旅行先の飲食店や観光地などを入力し時間や距離を算出、1日のスケジュールを作ることができるサービス「マイスケジュール」を開発した。

 「どこさまっぷ」は、道路データや住所位置データベース、統計情報などの地図データを同社のサーバーからオンデマンドで提供。「宿泊予定ホテルの周辺情報」や、「ある地域の飲食店情報」などを地図データに組み込む。提供する地図データは、日本の全体図から2000分の1まで14段階の縮図を用意した。

 価格は、基本料金が月額2万円で、データ維持費が別途かかる。データ維持費は、100件以下で月額2万円。

 「地図は単なる場所を示すものでなく、付加価値を提供するもの。顧客企業のニーズにあわせた情報と地図データを結びつけていく」としており、02年度中に10-20社の顧客企業を獲得する構え。
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