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アルテミス 中小企業向けセキュリティサーバー

2002/11/04 16:37

週刊BCN 2002年11月04日vol.964掲載

ウイルス対策などの機能を集約

 アルテミス(萩原司社長)は、中小企業向けのセキュリティ・アプライアンスサーバーとして「X-Terminator(エクスターミネータ)シリーズ」を発売する。ファイアウォール機能とアンチウイルス機能を1台のサーバーに集約したのが大きな特徴だ。

 同社は2000年10月に創業、ネットワークセキュリティ事業、通信機器事業を手がけている。01年7月期の売上高は17億1000万円。

「中小企業はIT化から取り残されつつある。とくにセキュリティ回りについては、専任要員がいないことなどから取り残される傾向が見える」(萩原社長)として、今回の製品を開発した。

 新製品は、(1)パソコン接続台数5台までの「X-Terminator Mini」(15万8000円から)、(2)パソコン接続台数5-50台までの「同Appliance」(25万8000円から)、(3)インターネットを利用するすべてのオフィスを対象にした、インターネットサーバー機能内蔵の「同RU」(49万8000円から)、(4)大規模ユーザー向けの「同Enterprise」(オープン価格)からなる。

 共通の特徴としては、ファイアウォール機能とウイルス対策機能を1台のサーバーに盛り込んだこと。ウイルス対策については、POPに対応、自社にメールサーバーをもたないユーザーにも対応できるとしている。

 OSはレッドハット7.3を使用しているが、OSのセキュリティホールが発見されたときに対応、自動アップデート機能をもたせた。

 販売は直販とパートナーによって行い、初年度(来年9月まで)3億円、次年度6億円の売り上げを見込んでいる。
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