アジア地域の潜在需要に期待

 SCPM(サプライチェーンプロセス管理)サービスを手がけるカナダのデカルトシステムズグル-プ(オンタリオ州、マニュエル・ピエトラCEO)は、日本市場に本格参入する。現在は北米や欧州を中心に展開しており、アジア・パシフィック地域では、韓国、中国、豪州に進出している。「アジア・パシフィック地域の売り上げのなかで、日本は約30%を占める可能性がある魅力的な市場」(ピエトラCEO)として、日本法人を設立し本格的な展開を図る。

 同社は、サプライヤー(調達先)、物流業者、倉庫などのサプライチェーンにおける情報共有プラットフォームである「グローバル・ロジスティクス・サービス・ネットワーク(GLSN)」を提供し、ユーザーのサプライチェーンプロセス管理をリアルタイムにサポートするASP型サービスを展開している。「GLSN」は、北米や欧州を中心に世界約60か国、6000社以上で構築している。取引先データのプロトコルなどに関わらず、リアルタイムの情報交換を可能にし、異なるEDI(電子データ交換)標準、または海外取引先のインフラ未整備などでバッチ処理している調達業務を効率化。自社EDIインターフェイスから複数の海外サプライヤーへ、インフラを気にすることなく一括注文することが可能になる。また、サプライチェーンプロセス管理機能との連携で、調達物流全般を一元管理することもできる。

 ピエトラCEOは、「アジア・パシフィック地域は、売り上げ全体に占める比率は現在10%程度だが、今後20-25%まで伸びる潜在需要がある市場だと認識している。アジア・パシフィック地域の売り上げを伸ばすためには、日本市場は大きな担い手になると考えている。まずはパートナー企業づくりに注力し、日本市場に合った独自のサービスも展開していく」と語った。